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本作『R-TYPE TRPG』は、アイレムの名作ゲームシリーズ『R-TYPE』の重厚な世界観と、100機以上存在する豊富な主役メカ「R戦闘機」を乗りこなす楽しみを、TRPGで再現したいと思い作成させていただいたものです。
そのシステムの骨子は、『R-TYPE
TACTICS』が実現したシミュレーションゲーム形式のバトルを参考とさせていただいたものです。そこへパイロットをプレイヤーが演じるキャラクターとして表現しつつ、独自の能力値やスキルなどといったTRPGとしての要素を加えたものとなっております。
世界観につきましては、原作シリーズでは別世界の物語とされている『R-TYPE』シューティングゲームシリーズと『R-TYPE
TACTICS』の世界を統一して表現するため、二つの世界の次元が接触したという独自の設定を設けております。こちらはもちろん公式のものではなく、作者独自の二次創作の世界観となりますので、ご了承ください。
また、作品中にはアイレム作品から引用させていただいた各種資料のほか、ゲーム画面、イラストなども掲載しておりますが、本TRPGは個人創作の二次創作作品であり、販売などの商用とする予定は一切ありませんので、アイレムの著作権、ならびに利権を侵害する目的での掲載ではないことをご理解いただけますと幸いです。
諸権利をお持ちの方から使用に問題等ある旨お伝えいただけましたら、全て使用を取り下げさせていただく準備もございます。また、他所で商用利用などに転用される恐れを考えまして、本作内のテキスト、画像などの無断転載、商業目的の利用などは、固く禁じさせていただきます。
ただしこちらは無料で配信させていただいておりますシステムですので、個人で楽しんでいただく分には自由にお使いいただいて問題ありません。プレイしていただいた感想や改良案なども、いただけますと幸いです。 |
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『R-TYPE』シリーズの始まりは、1987年にアイレムから発売されたアーケード業務用横スクロールシューティングゲーム『R-TYPE』にまで遡ります。ショットボタンを押しっぱなしにしてチャージして放つ強力な武装・波動砲、敵弾や敵の体当たりを防げる上、射出して敵に突撃させたり、自機と合体することで強力な3種類のレーザーを放つことができるという最強の盾にして最強の矛・フォースユニットという、2つの画期的なシステムを導入したほか、その神がかった敵の配置やアルゴリズムが生み出す「初見殺し」と称される高い難易度と、それでもつい諦めず何度も挑んでしまう不思議な魅力が、多くのプレイヤーの心をつかみました。
以降『R-TYPE』シリーズは、その初代作品の人気に支えられつつ『R-TYPEU』(1989)というさらに高い完成度を誇る続編を加え、以降外伝作品『GALLOP』(1991)、『R-TYPE LEO』(1992)などのアーケード作品、『R-TYPEV』(1993年)、『R-TYPE
凵x(1998年)などの家庭用機版と、長きにわたり続編が作られ続けるロングセラーとなっていきました。そして使用可能機体101機という脅威のシューティング版最終作品『R-TYPE FINAL』(2003年)に続き、シミュレーションゲーム版の『R-TYPE
TACTICS』(2007年)、『R-TYPE TACTICSU』(2009年)も好評を博し、今なお多くのファンが存在するゲームシリーズとなっております。
シリーズが展開する中で当初は皆無であった公式世界設定も固まっていき、人類の敵・バイドとの戦いとそこに生まれる悲劇や、主人公の非業の最期を中心に描かれる重厚な世界観が生まれ、こちらもカルトな人気を集める要因となりました。バイドが示す数々の謎めいた符号が人類に何をもたらすのか、続編が作られない今となっては公式で語られることはありませんが、プレイヤーたちの想像や二次創作の意欲を大いに掻き立ててくれる要素となっているのは間違いありません。 |
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