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ようこそTRPGの世界へ! |
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そもそも「TRPG」って何? |
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Phase 0
TRPGと
本作の概要 |
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そもそも、TRPGとは一体何なのか? まずはそこから、簡単にですが解説します。なぜ簡単にかというと、詳しく解説していくととてもこの紙面で書き切れるものではない、奥深いものだからです。
TRPG(てぃーあーるぴーじー)とは略称で、正式にはTable
talk Role Playing Gameという名称のゲームジャンルです。ここでいうゲームジャンルというのは、テレビゲーム、ボードゲームなどといった、遊び方によるゲームのカテゴライス分けになります。
テーブルトーク、つまり「テーブル(卓)での会話」を中心に、ロール(役)をプレイ(演技)することによって遊戯(ゲーム)を楽しむ。テレビゲームがソフトをゲーム機で操作して楽しみ、ボードゲームが盤面上のコマなどを動かす戦略を楽しむゲームならば、TRPGは会話と、役を演じることを楽しんでいくゲームです。
役を演じる、と聞いて、まずほとんどの人は「演劇」「ドラマ」などを思い浮かべるかと思います。そしてそれは、あながち間違いではありません。
あなたには、TVアニメやドラマ、あるいはTVゲームのプレイ画面などを見ている際に、「自分ならこうするのに……!」と、登場人物のセリフや行動に歯噛みするようなことはないでしょうか?
面白い小説やマンガ、ゲームやアニメを堪能し、「自分もこんな世界で、こんな風な生き方ができたらなぁ……」という風に空想を思い描いたことは、若かりし頃には一度や二度ではないのでは?
TRPGとはそんな人にピッタリの、「物語の登場人物」として「自分が思ったこと、信じた通りの行動をとっていく」ことができる遊戯です。
そして物語は台本で結末が決まったものではなく、あなたの行動や宣言によって、いくらでもその展開や結末を変えていきます。そう、その壮大な物語を作る主人公は、他ならぬあなたなのです。 |
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こちらのルールブックに興味を持っていただいた方々のうち、多くは『R-TYPE』というシューティング(シュミレーション)作品のファンであり、この単語に惹かれた方がほとんどかと思われます。
しかし、『R-TYPE』の名前を冠しているこの作品ですが、レバーやボタンで時期を操作して弾除けをするどころか、実際にゲームをプレイするのに使うのはコントローラーやテレビ画面ではなく、筆記用具と紙のシート、手製のコマや六角形のマス目で作られたボードゲームのようなマップと、非常にアナログです。『TACTICS』シリーズをプレイしている人なら、このマップとコマを見ただけでも何をして遊ぶのかピンと来るかも知れませんが、シューティングファンの人にはまったくもって未知の世界であることも多いかと思います。
そこでこの章では、まず『TRPG』とはどのような遊戯なのか。そして、本作『R-TYPE TRPG』はどのように遊び、どのように楽しむことに着眼して製作されているのか、その概要を簡単に説明させていただこうと思っております。TRPGについてはすでに知り尽くしている、という方も、本作でのロールプレイやマスタリングなどの参考となりうる作品の主旨関連、5分で分かる(多分)『R-TYPE』世界観の解説なども入っておりますので、流し読み程度でも目を通していただけますと幸いです。 |
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一番大事な「ロールプレイ」のやり取り |
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キャラクターにできることは有限? |
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キャラクターメイキング |
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しかし、「役を演じる」などと言われても、どんなことをすればいいのかサッパリ連想できないという人がほとんどでしょう。しかしTRPGでは、そんなあなたと同じく別の役を演じるプレイヤー仲間数名と、その場を仕切る進行役が存在しますので、彼らと協力していけば難しいことはありません。
TRPGでは、自分で選んだ(あるいは一定のルールが定めた)人物(キャラクター)をドラマやアニメのように「役」として預かり、ほかの役者であるゲームを一緒に遊ぶ仲間たちや、進行役の人と同じテーブル(季節によってはコタツなどかも知れませんね)を囲みます。
そして進行役から「これこれこういう状況で、君たちはこんなところにいる」などと示される物語の舞台で、自分のキャラクターがしゃべるセリフ、取る行動などを、「自分はこうします!」と自ら口頭のトークによって宣言していきます。そう、ロール(役)とはいいますがドラマなどに出演する俳優のように、完璧な演技が必要なワケではありません。そのキャラがどんな言葉を口にするのか、どんな行動をするのかを、宣言していくのが「ロールプレイ」です。
進行役が用意した物語の架空の世界の描写を聞き、とあるプレイヤーが「じゃあ、ここではこうする」と宣言したなら、進行役の人が「では、その結果こうなった」と状況の変化を伝える。あるいはほかのプレイヤーや、「君がそうするならこっちはこうするなぁ」と重ねて宣言する。
基本的にはこの程度の簡単なロールプレイの応酬の繰り返しで、ゲームは進んでいきます。しかし簡単ながら、上記のやりとりを振り返ってみれば、架空世界では一つの物語が、さも台本のあるドラマのように展開しているワケです。 |
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ロールプレイのやり取りだけで物語を作っていくとなると、当然のことですが一つの問題が浮かび上がります。物語の中で敵役が登場したシーンで、もし参加しているプレイヤーのだれかが、「その敵役を倒す!」と宣言したら、どうなるのでしょう? 問答無用で敵は倒れるのでしょうか? そして、宣言しただけで敵が倒れる物語に(一部例外はありますが)感動や面白さはあるのでしょうか?
TRPGでプレイヤーが演じる役(以下、プレイヤーキャラクター、あるいはPC)は、世界の設定次第ではジャンヌ・ダルクやナポレオン、ターミネーターやスーパーマンのような、英雄や無敵のヒーローかも知れません。しかし歴史や物語の中では、彼らも万能ではなかったはずです。そして、その苦戦する様や困難を乗り越える姿にこそ、感動があるのではないでしょうか。
それらを踏まえ、かつ架空の世界によりリアリティーを持たせる意味も込めて、多くのTRPGの世界設定(ルール)では、キャラクターに「力がどれくらい強いか」「頭がどれくらいいいか」などといった「能力」を値にし、設定するシステムが導入されています。
つまり、あなたが演じるPCには、力は強いけど頭がちょっと弱かったり、あるいはその逆だったり、あるいはその中間で万能タイプだったりと、様々な「能力」も役とともに設定されます。ほかのPCとまた違う役どころを、こうした能力で表現、獲得し、「ここは自分に任せてください!」などと物語の中での役割を分担していくのも、TRPGの楽しいところです。
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左記の通り、各プレイヤーが演じるPCにはできることの限度があり、能力すべてが優れているということはあり得ません。そうした「能力」の値や、キャラの性格などをゲームプレイ開始前にそれぞれのPCごとに決めていくのが、「キャラクターメイキング」です。
キャラクターの能力は、世界設定(ルール)ごとに定められた方法で、有限のポイントやサイコロを使った乱数などで、能力の値を決めることで行います。そのついでに「こんなことが得意」「こんな性格」などといった、PCの背景設定なども決め、能力とともに1枚の「キャラクターシート」に記入しておきます。
ちなみに下写真が、本作のキャラクターシートです。PCに何ができるか、その能力を参照するための大事なものでありつつ、ゲーム内でめまぐるしく変わっていく物語の要点をその後のロールプレイの参考用にメモしておく、メモ用紙ともなっていきます。
この1枚が、PCという架空世界の一人物のすべてを表わすのです。TRPG初体験の際には、アナログゲームならではのこの不思議な感覚をだれもが味わうことでしょう。 |
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行動の成否はどう決める? |
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ロールプレイと判定の妙 |
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キャラクターが何をするか宣言した際に、その行動が成功するかどうか分からない……ということは、前の項で触れました。では、その行動が成功するかどうかをどうやって決めるのか? それには何らかの乱数ツール(ランダムで数字が出るツール)を用います。
そしてTRPGで一番多く使われている乱数ツールといえば、サイコロ(ダイス)です。
難しく見えるかも知れませんが、実はその構造は簡単です。行動が成功するか否かのボーダーラインとなる目標数値が進行役によって行為に設定されますので、あなたがダイスを振って出した乱数が、その目標数に達していれば、行為は成功したことになります。またこの時、行為に関係しそうな「能力」の値が高ければ、数値はより成功しやすいものに変化します。
こうした能力とダイスの乱数による行為の成否の決定が、物語に意外な展開や、キャラクターをより物語内でカッコよく彩る演出(戦闘が得意なキャラが判定に成功しまくって敵をばったばったとなぎ倒すなど)を与えてくれます。 |
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ここまでに解説した「ロールプレイ」と、ダイスなどの乱数で行動の成否を決める「判定」の繰り返しが、TRPGの基本になります。
しかし先に説明した通り、PCは万能ではなく、「こうする!」と宣言したことが必ず実現するワケではありませんし、絶対に成功すると思っていた判定がうっかり失敗してしまう、などということも多々あります。
そうした失敗などもまた、映画やアニメなどの物語の主人公たちにはよくあることですよね? あなた(PC)と仲間たちはこうした判定の失敗や物語の困難に、ロールプレイと判定を繰り返しているうちに自然と行き当たっていくことになります。こうした数値データとロールプレイの偶然が不思議と良い影響をしあうのが、TRPGの不思議な魅力です。
そうしてめまぐるしく変化していく物語の中で、あなたはまた新たなロールプレイをし、新たな困難に対して判定を行い、そしてまた物語を紡いでいきます。そうして、進行役の人が想定しているある程度の「物語の終着点」にたどり着いた時、ゲームは終了です。
さて、ロールプレイと判定で駆け抜けてきた物語は、どのような物語になったでしょうか? 最初はうまくいかなくて当然ですが、何度かプレイしていくうちに、ほかのプレイヤーと役割分担や協力をしていくことで、より感動的な物語を自然と紡ぎ、そしてその主人公の一人として活躍したという実感、達成感を得られるようになります。TRPG以外では味わい得ない感覚です。
重ねて言いますが、難しそうに見えてTRPGは実際やってみれば、難しいことなどほとんどありません。より素晴らしい物語をほかのPCと協力して作ろうという姿勢、そしてそれを楽しもうという心構えがあれば、だれにでもすぐに楽しめるゲームです。 |
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『R-TYPE TRPG』とは |
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世界観の設定と参考資料 |
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基本は『TACTICS』世界 |
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『R-TYPE』の世界観、ということになっていますが、この世界自体はその中でも、PSPのシュミレーションゲームシリーズ『R-TYPE TACTICS』の世界を舞台としています。
年表やストーリー部分の設定は、これらのゲームの世界設定を流用しつつ、TRPG用にアレンジしたものです(流星派の乱入など)。シューティング側の設定も、多く取り入れています。
今から各ゲームをプレイするのが一番世界観の理解には近道かもですが、時間や予算がかかるのでオススメはできません。(一部入手困難なタイトルもありますし……)
そこで世界観の理解にオススメしたいのが、『ニコニコ動画』に投稿されている以下の名作動画シリーズです。『R-TYPE』各作品の世界観を、ゆっくりボイスによってTRPGのごとく、キャラクターの見事なロールプレイによって解説してくれています。(ただし独自の追加世界観もあるので、公式ストーリーと一部異なる設定もあります)
公式HPも無き今、google検索とこれらの動画などが唯一、ネットで無料で世界観を学べる場です。
●【ゆっくり劇場】色々鬼畜な横シュー R-TYPEやるよ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12123162
制作者:uzuさん
※各シリーズは、『T』、『凵x、『U』、『V』、『FINAL』の時系列順番で観るのがオススメです
●ゆっくり提督が行く R-TYPE TACTICSU --Operation BITTER
CHOCOLATE--
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14198091
制作者:しれ〜さん |
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本作では主世界観に採用していることもあり、『TACTICS』シリーズの世界観に従い、R戦闘機を使った戦闘シーンもまた『TACTICS』世界のルールに従います。
戦闘シーンでは下写真のように横長・サイドビューの6角形ヘクスマップ(横スクロールシューティングである『R-TYPE』本家をイメージしたものです)を用い、シミュレーションゲーム方式で戦場を描写していきます。これもまたコピーなどで用意するアナログなシートですが、その分障害物の位置なども自由に書き込めるので、毎回のゲームプレイごとに違ったマップでの戦闘が簡単に楽しめるかと思います。
なお、敵として登場するのはおなじみのバイドのみならず、敵対する勢力の同じR戦闘機であることも多々あるでしょう。また、バイドとの戦いを続けていけば、やがて人類には手に余る強敵、マップを埋め尽くさんばかりの巨大なA級バイドなどとも遭遇することになるはずです。
そうした敵と出会っていく中で、あなたのPCはどのようなロールプレイをし、どのような決断をしていくのか……ぜひ、ドラマを見せてください。
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では、TRPGとは何かを簡単に解説させていただいたところで、本作『R-TYPE TRPG』はそういったTRPGの中で、どんなスタンスにあるゲームなのかを解説させていただきます。
本作ではまず、プレイヤーたちが物語を紡いでいく架空世界の設定として、ゲーム『R-TYPE』の世界を設定しています。
恐るべき敵、「バイド」との戦争で疲弊しきった人類。そんな中、人類間で三つ巴の内紛状況に陥ってしまった世界情勢。そこに忍び寄ってくる、バイドの大軍や悪意ある人々の陰謀……。
そうした危機的な状況を、進行役(本作ではゲームマスター、GMと呼称します)がシナリオとして設定してきますので、あなたはこの世界の主力戦闘機「R戦闘機」を駆るパイロット(あるいは戦艦の艦長など)をPCとして受け持ち、事態に対処していきます。
迫りくる敵を倒せるか、それとも屈するか。あるいは、絶望的な状況下で別の選択肢を掴みとるか……? 物語がどうなるかは、あなた自身の選択と、相棒であるR戦闘機を使っての戦術次第です。
なお、R戦闘機の種類については、以下の資料が役立つかと思われますので、興味がある方は閲覧してみてください。
●【R-TYPE FINAL】 R's MUSEUM − 全機体紹介
※ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2280664
制作者:ArkCさん
●wikipedia:「R戦闘機」
http://ja.wikipedia.org/wiki/R%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F |
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欠かせないテーマ「バイドとは」 |
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本作のプレイ前に準備するもの |
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●筆記用具とダイス
筆記用具はシャーペンか鉛筆、そして消しゴムがあれば事足ります。ダイスはGMや他のプレイヤーの中に、高確率でたくさん持っている人がいますので(笑)、持っていないという方は、人に借りるのをアテにしても問題ないでしょう。何人かで使いまわすこともできますし、数が足りないということはまずないはずです。
なお、自分で買ったダイスを使うのは、TRPGをプレイする上で結構なモチベーションアップに繋がります。ぜひTRPG初心者の人も、さほど高い買い物ではないですし、マイダイスを選んで購入してみてはいかがでしょうか?
本作で使うダイスは、10面体ダイス2個と、6面体ダイスが1〜5個程度と数も少ないので、TRPGを取り扱っているホビーショップ(イエローサブマリンなど)に行けば、すぐに揃えられるかと思います。6面体ダイスなら、一部の100円ショップでも購入できるはずです。
●プレイする仲間と場所
実は一番集めるのが大変なのが、これかも知れません。プレイヤー4名、GM1名という人数比が理想形ですが、最悪GM(兼プレイヤー)1名、プレイヤー1名でウォーゲームとして両陣営を受け持って対戦する、という形でも遊べるかと思います。
あるいは、プレイヤーが2〜3名でも、一人につき2機の戦闘機を担当する、などという役割分担をすればいけるかと。
基本的に、GMをやる人が場所を確保し、参加者を募り、プレイ可能な人数が集まったら開催、というのがTRPGの流れです。このゲームをやってみたい! と思ったTRPG未経験者の方は、まず募集しているGMを探すのが最短ルートかと思われます。あるいは本作製作者がテストプレイヤーを募集していることがあると思いますので、ぜひそちらに名乗り出てやってください。 |
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本作に限らず、『R-TYPE』シリーズに欠かせないテーマといえば、敵であるバイドの存在です。バイドは無限に増殖し、すべてのものを侵食していく恐るべき敵であると同時に、生命の神秘を内包した「神」のような存在でもあります。
あなたのPCはバイドに対し、どんな感情を抱くのか……このことは、事前に決めておいてロールプレイにぜひ生かしていただきたいところです。
また、人類はバイドに対して、同じバイドを鹵獲し利用した兵器(R戦闘機に搭載された各種兵器など)以外の対抗策を持たない、というジレンマを抱えています。
さらに本作『R-TYPE
TRPG』では、バイドからの侵食を受けることで、バイドに取り込まれてしまう危険と背中合わせに、超人的な能力を発揮するルール(「バイド侵食率」「バイドアクセル」など)を導入しています。これらとどう付き合うかを考えることもまた、ロールプレイの指針になることでしょう。
人類の中にはバイド兵器をも根絶し、完全にバイドを排除しようと考える勢力もあれば、バイドこそ生命の究極の進化形であると考え、盲信し、バイドを人類の発展のために積極的に、どんな犠牲もいとわず利用しようとする勢力もいます。
バイドに愛するものを奪われて復讐を誓う者もいれば、バイドを倒すことで名声を得たり、一攫千金を狙ったりするような輩もいます。
本作ではどこに行こうとも、ロールプレイにおいてバイドは切っても切れない存在となっているのです。 |
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ざっと解説してきましたが、こちらも重ね重ねになりますが、プレイヤーとして参加するなら本作をプレイするのに準備すべきものは、さほど多くありません。以下のもの程度です。
●多少の予備知識
ルール等はさほど難しいものではなく、戦闘ルールは少々複雑ですがGMが細かに指導できる形式になっていますので、事前に覚えておかねばならないことはさほどありません。
しかし、本作はやはり『R-TYPE』の世界観で遊ぶべく作られたTRPGですので、多少なりとも『R-TYPE』の世界の知識を頭に入れておいた方が、本作を楽しんでいただけるかと思います。先程紹介しましたニコニコ動画の作品のほか、google検索やwikiなどで、ぜひ「R-TYPE」や「バイド」についての資料を探し、軽くでも目を通してみてください。
『R-TYPE』世界が抱える、狂気と紙一重のダークヒロイックな世界が、多少なりともご理解いただければ……ロールプレイにますます磨きがかかるものと、期待しております。
なお、本作の世界観とPCの立場については、
●バイドとの戦争がひと段落したら、バイドを使った兵器の存在是非で人類が真っ二つになり、全面戦争になりかけた
●そこに異なる手段でバイドと戦っていた別次元の人類が迷い込んできてしまい、三つ巴の勢力争いになった
●そんな不安な情勢で、いずれかの勢力か自由な傭兵などの、いずれかの立場のR戦闘機乗りをPCとして演じる
と覚えておけば、まずは問題ありません(笑)。 |
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013 |
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