R-TYPE TRPG 第五回テストプレイセッション
(琥珀色の)太陽にほえろ!
THE MOVIE
〜天神ブリッジを封鎖したり
ヤツらを解放したりせよFINAL!〜
リプレイ作成・掲載延期のお知らせ
文責:カイゼルちくわ
日頃より『R-TYPE
TRPG』のご愛顧、ならびに貴重なご意見等をお寄せいただきまして、まことに有難うございます。
さて、早速表題の件ですが、先日(2012年3月25日)に行われた第5回テストプレイのセッションの方、「公序良俗に反しなければリプレイにします」との口約がございましたが、この度リプレイ化は先送りさせていただくことと相成りましたので、この場にてお知らせをばさせていただきます。
「え、公序良俗に反したの?」との率直な疑問もございますでしょうが、内容としては、……………………多分、公序良俗には反しておりません。
また、該当セッションはプレイヤー諸兄の見事な対応力、トラブルシューティング能力(としか言いようがない)により、予告通り「相当ひどい」内容でありながら、非常に面白い、珠玉のギャグセッションとなりました。
文章化し掲載させていただければ、皆様にも大いに楽しんでいただける内容になるものである、と、GM兼リプレイ執筆担当のこのカイゼルちくわ、胸を張って宣言できるセッションとなりました。これらも重ね重ね、プレイヤー諸兄の力の賜物です。
しかし、ここで面白くなりすぎてしまったのが問題となりました。
現在、『R-TYPE
TRPG』は製作途中段階にあり、まだ未熟児のように不完全な状態となっております。また、ご愛読いただいているユーザーの多くに、『R-TYPE』のことは知っているけどTRPGのことはあまり知らない、という、TRPG未経験の方々が多くおられる状態でもあります。
日々有難くもツイッター等の口コミで、徐々に知名度の方も高めていただいております本作ですが、現在の伝播度合、未完成度合、そして何よりTRPG初心者の方のご愛読を多くいただいております現状を考えますと、TRPG初心者への悪影響(無法なギャグセッションをプレイの参考として素直に受け取られてしまう危険性)を第一に、そして第二に今後を考えるに、「この作品ってギャグものなんだ」と、ダークストーリーがメインとなるべき『R-TYPE』原作のイメージがこの早期段階で崩壊してしまう可能性が浮上し、リプレイの掲載は時期尚早である、との結論に至りました。
しかし、先述の通り、このままお蔵入りとしてしまうにはあまりに惜しいセッション内容ですので、『R-TYPE TRPG』がしっかりと完成し(ラグナロックUやラスト・ダンサーなど、最終レベルのR戦闘機機体データ実装を完成の目処としております)、作品イメージが確固として固まったころには、ぜひプレイの一例として、「R-TYPEなのにギャグもできるのか!」という意外性を示すリプレイとして、世に出したいと考えております。
リプレイ化を楽しみにしていただいておりました稀有な方々にはまことに申し訳ございませんが、その時が来るのをぜひ気長にお待ちいただけましたら幸いです。
……なお、そのリプレイ執筆時まで第5回テストプレイがどのような内容だったのか、某所ニコ生をお聞きいただいた方やツイッターでの発言をチラ見してしまった方などには、気になって夜も眠れずバイド化しそうDA! という場合もございましょう。
というワケで、以下に該当セッションの「これはひどい」度が一目で分かるダイジェストをご用意しましたので、こちらにて今はご了承いただけますようお願いいたします。なお、セリフ部分はすべて無修正、セッション中にでたものをそのまま掲載しております。
〜DIGEST〜
度重なる戦争やバイドの襲撃により疲弊しきった日本は、今や国力そのものを失い、地球連合所属の「アジアの東にある都市群」程度の地へと成り果てていた。
もはや国や、国に属する機関はその力を失い、警察もその権力と実働部隊を失っている。
では、治安は悪化する一方なのか?
否。日本には、石川県には、ヤツらがいる!
警察業務を請け負って、今日も飛び立つR戦闘機。強盗、誘拐、スリ食い逃げ、どんな事件にもレッツ波動砲。
石川の治安は我らが守る、誰が呼んだか民間武装警察組織……『石川県警』!!
頼りになる(多分)石川県警すぐ殺る課の仲間たち!
ボス!
「今日も……平和だな」(ブランデーグラスをたゆんたゆんさせつつ)
大門!
「自分……不器用ですので」
青島!
「封鎖できませぇえええええん!!」
メンバーも充実の石川県警すぐ殺る課に、突如舞い込んできた依頼。
地方巡業に来た謎の新星アイドルグループ・TRT48のアイドルのステージの護衛!
「ご存知、ないのですか!?
彼女こそ今をときめく超時空バイドル、
ディザスター山絶体絶命子さんです!」
ディザッ☆
そのステージを、突如狂暴化した警備員が襲う!
某PC「じゃあその暴徒を、上空待機中のヘイムダル級戦艦の追尾ビームHで撃ちます」
一同「うぉぉおおおおおい!?」
しかしそれは、石川県金沢市の主要地区のほとんどを巻き込む、未曽有のバイド災害の幕開けに過ぎなかった……!!
謎のバイドル・ディザスター山の正体とは!?
GM「では、『キャアアアアアア!!』と叫んでディザスター山が腕を突き出すと、
そこから見えない衝撃波が走って、その先のホールの一角が陥没崩壊する!」
某PC「……ザイオング慣性制御、だと……!?」
GM「では、やることもないので窓際で石川名産のつまみ食いつつワンカップを…」
PC一同「ワンカップ!?」
石川県金沢市を襲う、バイド災害の元凶は!?
GM「『くっくっく……私がディザスター山の専属マネージャー、本田博次郎です。
おや刑事さん、どうかなさいましたか?』」
某PC「いやなんか、ドラマで犯人役よくやってる人のような……」
戦闘員1「ふっふっふ、先ほどまでの戦闘員は
戦闘員の中でも一番の小物でキースン!」
戦闘員2「我ら戦闘員四天王の力、侮られては困るでキースン!」
某PC「じゃ、橋の上のそいつらにギャラルホルン砲を掃射します」
GM「あっ」
石川県金沢市に眠る、歴史の真実が事件の鍵!?
GM「ちなみに捜査で外を出歩くと、そのたびにこの『石川県金沢市イベントチャート』を振っていただきます」
某PC「なんで街中歩くだけでバイド侵食率上がるんだよ!?」
神主「『どころでご存知ですか刑事さん……。
『赤ずきんチャチャ』や『医龍』の作者は、実は石川県出身という衝撃の事実を!』」
某PC「いや知ってるよ! けど今関係ねーよ!!」
GM「そう。前田利家とおまつの方がかつて退散させたと言う
知られざる妖怪の伝説、
その絵巻に描かれている百鬼夜行とは……!」
そしてプレイヤーに課された特別使命と、脱・罰ゲーム競争!
GM「はい、キャラできた人はこの紙2枚に面白いセリフ書いてください。
それをGMがセッション中に再現しようと頑張るのが
今回のギャグ要素なので……
GMがやるので、相当無茶振りしちゃっていいですよ?」
GM「(紙をシャッフルしてPLに配り直しつつ)ああ、さっきのGMが頑張るというやつ。
あれは嘘だ(゚Д゚)」
PC一同「おい!?」
GM「そのセリフを最終戦闘までにシーンに合わせて昇華できなかったら、
ボスがその分強くなります。
あと、最後までセリフノリマ達成できなかった奴は……
フリスクラーメンの刑な」
PC1「するとそこに、毛夢毛無(けむけむ)脱兎ジャクソンが!」
PC2「いや〜それはシーンに合ってないから却下じゃね?」
PC1「って、そもそも毛夢毛無脱兎ジャクソンってなんだよ!
書いたあんたが分かんないのかよ!?」
某PC「待ってください! ということは、我々が全セリフを昇華できたら……
その刑は、GMが受けるべきなんじゃないですか!?」
GM「……なん、だと……!?」
時を越えて、伝説が蘇る……!!
「なんだこの小包は……!?」
GM「(とても楽しそうに)♪味噌みそ味噌み味噌ミソ〜みそ〜♪」
PC一同「(諦めたような表情で)やっぱりな……」
「拷問だ! とにかく拷問にかけろ!」
某PC「感じる、感じるぞ! 私はすでに、人間を越えた……」
GM「おまッ、《指揮》のたびに湯水のようにバイドアクセルを!?」
「燃え盛る石川県警…あの火の七日間のような…!」
GM「いや、今回相当ひどいセッションなので、特別にこのハリセンでなら
GMを直接攻撃してもいいことにしますので」
「アイドルは男の娘!? ⇒驚愕する」
GM「……では、いつの間にか周囲の光景が、
波がざばーんと打ち付ける断崖絶壁の上になります」
PC一同「ここで船越英一郎パートだとォォォォォォォ!?」
「豚キムチ鉄腕AC(オートキャノン)20歓喜の宴!」
某PC「……君には、やりたいこととか、ないのかい?」
デ山「『……やりたい、こと……?』」
「ガメラ……!?」
黒幕「『加賀百万石の力を借りたこの威力! 思い知るがいいわァァァァ!!』」
某PC「え!? 具体的には!?」
GM「百万石です(キリッ」
某PC「……いや、その、まさか」
「そのスイッチを押すなァ!」
GM「すると、いい風に乗って空から脂の乗った寒ブリがですね」
某PC「(無言のままハリセンを掴んでGMに打ち下ろす)」
GM「なんでだよ!? 石川県じゃよくあることだよ!!」
某PC「石川県民に謝れエエエエエ!!!!」
「いい夢見せて……もらいました……」
乞うご期待のフリ!
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